Teebs

2013-11-23

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Artist Interview

Teebsティーブス

フライング・ロータスが絶賛するロサンゼルスの若き才能あふれるサウンド・クリエイター

3/29 (土) に待望の2ndアルバム『 Estara 』をリリースしたティーブス (Teebs) が、日本初となる個展を4月17日 (木) 〜 4月19日 (土) の3日間限定で、ギャラリースペース「KATA(カタ)」 (恵比寿LIQUIDROOM 2F) にて開催しました。その会場で日本人アーティストのAK氏(秋山氏)とTeebsの対談インタビューを行いました。

----秋山:
今回のニューアルバム「Estara」視聴しました。
過去の作品より一層トロピカルでダヴィーでアブストラクトな印象を受けました。
カリブ海でのバケーションを連想させるようなとてもリラックスした穏やかなサウンドになっていますね。
僕の印象ですが、Panda Bear や Julianna Barwick 、そして、Andy Stottあたりを彷彿とさせる2010年以降のエレクトロニック・ミュージックの一つのあり方をTeebsなりに提示したアルバムだと感じました。 Prefuse73やStones ThrowのJonti、Morr MusicのPopulous、Jaga JazzistのLars HorntvethとホームタウンのLAに限らず様々な都市のアーティストとの作品はどのように制作されたのでしょうか。


Teebs:そういう感想を頂けてとても嬉しいね。
今、名前をあげたアーティストはすごく俺もリスペクトする人達だし。
サウンドについての感想は、母はカリブのバルバドスの出身なので、すごくピッタリというか、その表現はすごく合っていると思う。
俺自身カリフォルニア出身だけど、同じアメリカのアーティストの影響を受けているという部分もあるし、まさに的確な感想だと思うよ。

コラボレーションの過程はとても素晴らしく、楽しい経験だったね。
実際に本当に会って同じ部屋で作品作りをするという体験ができたんだ。
自分のアイディアを他人に投げて、その人が自分では全然想像しきれていなかったところに発展しくれるというプロセスは凄く面白いよ。
自分のアイディアでなくても実際にその人と会って何を作ろうか?と
アイディアを出し合った時もあったし、制作はとても楽しいプロセスだったよ。

----秋山:ニューアルバム「Estara」のタイトルの意味やコンセプト、制作にあたってのエピソードがあれば教えてください。

Teebs:Estaraは、俺が住んでいるストリートの名前なんだよ。
検索してもなかなか出てこないと思うよ。俺がそのアルバムを作ったときにその道に住んでいたからという意味が1つと、
「エスターレス」っていう言葉がスペイン語のbe動詞なんだ。to beというbe動詞、まさに自分がその場にいる。
身体的にも心理的にも精神的にもその場にいるという意味を込めてto beのbe動詞の意味もあるんだ。

----秋山:昨年に発表されたPrefuse73とのユニット、Sons of the Morningの「Speak Soon, Vol. 1」
の経緯を聞いてみたいです。Scottとは以前にバルセロナで催されたRBMAに参加した際に出会ったのですか? Vol. 1と言う事は続編も期待していいのですか?


Teebs:もともとはPrefuse73とThe Gaslump Killerと一緒にショーをやったのがきっかけ。
その後、Eメールでお互いに連絡を取って、音楽を一緒に作ろうという話になったんだけど、お互いに結構いそがしくて・・・。ツアーがたまたま同じ場所だったりした時に楽曲の中身をつめたりして、、。
一時期は、オーストラリアで合流した時に作ったりもしたな。最終的にはニューヨークで合流して、アルバムを作ったんだ。その間のやりとりはEメールで連絡をとりながら進めていったよ。

----秋山:KUTMAHもあなたと同様に、ビートを作り、そして絵を描くアーティストですね。LAのコミューンには、こう言った方々が集まりやすいのでしょうか。

Teebs:確かにLAはそういう人たちが集まりやすいと思う。クリエイティブな人達が集まって、自然と輪になってる事が多いよ。確かにKUTMAHはそのシーンではすごく人気がある人だし、俺も彼の成長というか、彼を見て育ってきたしね。 

----秋山:LAではBRAINFEEDERを始め、FoF music、Wedidit、Souletionなどのインディペンデント・レーベルが続々と誕生しています。同世代のアーティストやクリエイターにイン スパイアされることはありますか?

Teebs:インスパイアーされる人たちってのは、自分の友達であることが多い。1人は友人のプロデューサーのCoffy。とてもインスパイアーされている。それからwediditの先ほどあげられたレーベルのオーナーのSHLOHMO。
彼は本当に自分のやりたいことが明確に分かっていて、そしてそれを恐れずにやるくらい、すごくフリーダムなやつなんだ。

----秋山:BRAINFEEDERの魅力、他のレーベルと明らかに違うところは?
5/23のBRAINFEEDER show caseはどんな内容になりそうですか?


Teebs:BRAINFEEDERは、とてもオーガニックな集まりだね。
所属しているアーティストは本当にユニークでみんな違ったキャラクターの持ち主なんだ。
それが逆に一体感を生み出すというか・・。
みんなすごく一緒にいて楽しいというか、すごくファミリー的な感じがあるんだよ。
そこがすごく良いところだと思う。

そして、BRAINFEEDERというレーベル自体、自由で実験的でオープンな雰囲気で、ルールも何も無いので自由にやらせてくれる。そこがいいですね。例えば、BRAINFEEDERのアーティストが次にどんなものをリリースするのか自分には全く想像がつかない。そういった未知な部分、自由な部分があるのがすごく良いと思う。
それから、5月のショーに関しては、とにかくクレイジーな感じになると思う。
人が本当は見るべきでないものとか・・・。(笑)楽しみにしていて下さい。

----秋山:日本人も近年、スポーツの分野ではかなり世界でも活躍できることが
一般的にしられてきましたが、こういったサウンド面、アート面で活躍するには
どうしたらいいと思いますか?海外とのアートワーク、music面でもアドバイスをいただければ。


Teebs:まずエレクトロニクミュージックに関して言えば、幅広いジャンルになってきているので、そこからどうやったら注目されるかというのは・・・、難しい質問だね。大事なことはまず、誰かの何かの真似をするのではなく、他の国が何をやっているとか、他の国がどうっていうんじゃなく、まだ誰もやったことのないことに挑戦していくのが大事だと思う。
そして、そういうことを続けていくことも大事だと思うよ。それが自分の正直な表現であればベストかな。

----秋山:小さい頃聴いていたレコードは?

Teebs:レコードは小さい頃から周りにたくさんあった。Bob Marleyのレコードとか、さっきも話したように
親がカリブ系なのでカリブ音楽のレコードもあった。それから、James Brownのレコードだったり、
おじがレコードを出していて、そのレコードもあったね。それはジャズフュージョンみたいなカリビアン系の要素の入った音楽だったよ。そのレコードを聞いていた事を覚えているね。

----秋山:今回展示されているジャケットはどうやって集められたんですか?


Teebs:LAのレコードショップをいろいろ周ったね。
ほぼ廃棄寸前のレコードを貰ってきたり、1ドルとか25セントのカートに入っているものとか、友達がくれたものだよ。
レコードを聴いてサンプルできそうなもとこはサンプリングするし。今回の展示でプレイボタンというティムズが作ったものは、元々入っていた音楽をサンプリングとして使っています。

----秋山:渋谷だったり、渋谷の若者、渋谷カルチャーをどう思いますか?

Teebs:LAとは全く違うけど、渋谷はけっこうNYに似てると思う。僕はNY出身で、子供の頃はよくNYに行っていたので、NYとの共通性というか、人がすごく多くて混雑していて電車が走っていたりとか、そういう感じはすごくNYに似てると思う。本当にリアルな都会という感じだね。

----秋山:日本人で競演したいアーティストはいますか?
Teebs:日本のシーンにあまり詳しくなくて、ただ、CORNELIUSがとても好きなので、もし競演できたら夢のようだね。

  • Teebs
  • 1987年ニューヨーク生まれ、現在はロサンゼルス在住のMtendere Mandowa ( aka Teebs ) フライング・ロータス主宰レーベル〈Brainfeeder〉から2010年にデビュー・アルバム『Ardour』をリリース後、2011年にリリースされたスケッチ集的ミニ・アルバム『Collections 01』は、日本限定でCD化。2013年には、かねてより親交のあったプレフューズ73に誘われ、コラボレーション・プロジェクトとしてサンズ・オブ・ザ・モーニング名義でアルバム『Speak Soon - Volume One』を発表し、2014年3月、プレフューズ73やジャガ・ジャジストのラーシュ・ホーントヴェットも参加した待望の2ndアルバム『Estara』がリリースされるなど、今最も勢いに乗っているアーティストの一人である。5月23日には、フライング・ロータスの出演でも話題のイベント【Brainfeeder 4】での再来日も決定している。

TEXT: Hideaki.H / PHOTO:Junya Saito

UPDATE 2013.11.23 03:02

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