ティピに人生を捧げた男 yso...

2013-11-23

  • 2013-11-23 :
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Artist Interview

ティピに人生を捧げた男 ysoraイソラ

東京を拠点とし、最近ではアジアでも活躍するティピ職人ysora。Nomadics オフィシャルアドバイザー。日本でも数少ない職業として認知は低いが、確実にその機能性等が再認識され多くの人が魅了されるティピに人生を捧げた男。

今回はysora氏のオフィスでもある世田谷区等々力でリラックスした雰囲気の中スタートしました。笑顔でユーモアたっぷりに話す彼の魅力をインタビューさせていただきました。

----ティピを始めたきっかけとかあるの?

元々そういう人達と会ったのは、トランスパーティーに18歳の終わりの冬くらいに行った時に、くっそあやしい入れ墨だらけの見るからにヒッピーの真っ黒い服着てる奴がいて、俺もその頃は若くてイケイケだったし、こいつは話しかけないといけないみたいな感じで話しかけたら「お前ら面白いじゃん」みたい感じになってそこで初めて知り合ったわけね。

----その人たちがティピをやってる人たちだったの?

そしてそこでその人たちに、何しにきてるんすかって聞いたらあれ建ててるって、それがティピだったわけ。そん時、友達と2人で行ってたんだけど、俺らも暇だったから片付けとか撤収とか手伝ってたりしてて、そしたらその人が五反田住んでて、それから都内とかでも会うようになって、お前らギャラ出せないけどレイヴとか無料で入れてやるから手伝ってくれないかって言ってくれて、最初は一緒にレイヴに行った友達と2人で行ってたんだけど、もう一人のやつはアーティストだから忙しくて行けなくなって、だんだん1人で行くようになって。それで他の人をどんどん紹介されてその時は俺も自分にある程度の自信みたいなものを持ってたんだけど、ひっぱたかれるような雰囲気がそこにはあって。とにかく当時の俺のイメージの中では最強みたいな。こいつらやばいみたいな!!!

----元々そういうレイヴとかが好きだったの?あと九州のレイブもよく行ったりしてたみたいだけど。

始めていったのはLIFE FORCEかな?LIFE FORCEのまささんっていう人がいて俺の親友のSAROっていうやつのお母さんの友達で俺ら18くらいから21くらいまでバイトがあるって言うからバーテンで友達の母ちゃんに誘われて、軽い感じで行ってみたらライフフォースだったわけ。そしたらnick the recordやってるみたいな。やばいみたいな。あとはARTMANのK.U.D.Oさんとかよく一緒にティピ建てたりしてたよ。当時の社長がK.U.D.Oさんとか仲良くて。2〜3年一緒に回ってティピ建てたりしたりしてたね。熊本の「あそびのくに」とか阿蘇のボルケーノとか一緒に回ってて。

----そういう流れもあってティピにハマっていく訳だね。初めは何処かに所属してやってたわけ?

そこからそういう生活が始まっていくんだけど、9年くらい前に始めてギャラをもらった感じかな?その出会いからティピを手伝うようになっていくんだけど、こういう仕事だから色々な事があって、本州側で残った人間が俺と社長しかいなくなって、他のみんな九州行っちゃって、そのときはまだ別の仕事してから。それまでは「安曇天幕社」でやってたんだけど、そのころに3年くらいでティピも覚えちゃって自分でも一人でもできるっていう感じになってきてて。でも、そもそも社長がいなかったら今の俺はいなかった訳だし。社長への感謝の気持ちみたいなものはあるよね。

----独立してやるようになったのはきっかけとかあるのかな?

自分でティピを持って建てれればいいってだんだん思うようになって、あとは安全管理ができればいいって。ちょっと高かったけど自分で買って自分でやってたら案外うまくいって。そんときにもう友達が全国にいっぱいできてて、ティピも建てれるようになってるし、ティピの仲間も移住とかでいなくなっちゃって、そうこうしてたら311とかあって、仲間達の仕事がこっちに回ってきたりもあって、どんどん仕事もきて、色々と出来るになって、気づいたら色んなところでみんなが仕事を回してくれるようになってて。そういう成り立ち方って今でも不思議だね。

----ジャー今は完全にティピだけの仕事で生活してる感じなの?

今この辺関東だとティピやってるやつ2人くらいしかいないんだけど、昔は俺もそん時は他で仕事もしてたし、これはアングラでやりたいようにやるみたいな感じでやってたんだよね。遊びの感じで楽しいからやってたんだけど。でもみんなが色々な事情で辞めていったり、移住したりしていく中で俺一人になってきたりすると一人だとふざけ感もでないし、4〜5人で回してたんだけど今そういうのもできないし、その辺から自然に押し上げられる感じで真剣になっていった感じかな?他のメンバーは田舎暮らしで自然と共に生きるのがいいってなってきて、先輩の取引先とかを全部紹介されるようになってだんだん忙しくなってくるみたいな。「もう全部やってくれ俺はもう農家やるから」みたいな。それを受けてやってた感じだね。それを続けてると買いたいって人が現れてきて、ティピって準備とかも入れると結構忙しいからさ、時間も取られるしシーズンはほとんど家に帰らないしね。そしたらだんだん稼ぎがやばいみたいな。で、去年の秋くらいにティピに完全にシフトした感じかな?

----タイなんかでもworkshopを開いたり色々活躍してるけどきっかけはあるの?

もともとはタイのお祭りでティピを建てるっていう話が来て。その話が来たときに、社長もタイにティピのタイ支店を開くみたいな事言い出して、その時は「安曇天幕社」っていう会社でやってたんだけど、タイのワークショップを開くわけね。一ヶ月くらい準備かかるんだけど、飯もみんなで作りながらティピ建てながら色んな国の人たちが来ててみたいな。それを2009年くらいから3年連続でやるんだけど。2011年を最後に師匠がインドとかネパールに行って帰ってこなくなって。2年弱くらい帰ってこなくてさ。でも今年も久しぶりにタイに行ったし、これからも続けていきたいと思ってるよ。

----最後にティピをやっていく中での楽しみとか生き甲斐みたいなものを感じる瞬間はある?

ティピを建てる事も面白いけど、単純に色々なところにできる人間関係の縁が毎年成熟するのが面白いね。全国に年に一回だけ会う友達がいっぱいるわけさ。みんなが楽しみにしてるところに俺は突然ぱんって感じで行くだけなんだけど。

そこでいい思い出だけを作って全国を回れるわけさ。みんながちゃんとしてくれてるところに俺はティピを建てるだけだから。当たり前なんだけどみんなはその場所を凄く大事にしてるし、そこに参加できる事は凄く恵まれてるよね。
そんなにみんなと長時間過ごしてるわけじゃないんだけど、凄く仲良くなるっていうか、貴重な時間を過ごせてる感じはあるよね。

俺はアーティストじゃないから、一週間くらいみんなと竹林探したり、飯食ったりして、生活を共にする訳だから自然と仲間になるからね。その時間は自分の人生的な糧になるっていうかお金に関係なく自分のためになるっていう感じはするね。そういう風に捉えるようになったっていうか、その深みが増していく事が今は凄く楽しいね。

  • ysora
  • 東京在住。日本でも数少ないtipi(ティピ)職人の一人。Nomadics オフィシャルアドバイザー。もともと移動しながら狩りを行う文化を持つ部族の野営用の住居であるtipi(ティピ)。東京を拠点としアジア等最近では世界でも活躍する横山氏は日本でも数少ない職業として認知は低いが、確実にその機能性等が再認識され多くの人が魅了されるティピに人生を捧げた男。様々なイベントや自治体、野外フェス、レイヴ等でティピを建て日本各地で確実にティピの魅力伝えている。

TEXT: nagatomo / PHOTO:

UPDATE 2013.11.23 03:02

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