タップダンサーSAROが導かれ...

2013-11-23

  • 2013-11-23 :
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Artist Interview

タップダンサーSAROが導かれる音楽サーロ

音とリズムの間を旅するトリップタップダンサー『SARO』。ソロワークをはじめConguero Tres Hoofers、 SOUNDOUTのメンバーとして活動、その他、振り付け、演出なども手がける。9才でタップダンスに出会い、10代後半までシアタースタイルタップを宇海光耀に師事。世界初の楽器編成によるユニットConguero Tres Hoofersのメンバーとしても活躍する彼にバンドとして初のヨーロッパツアーや音楽に対する姿勢や背景、今のSAROを率直に語っていただきました。

----『いつもライブを色々な所でやられてると思うんですが、最近もライブをたくさんやってるんですか?』

結構やってるね。普段はライブはもちろんだけど、レッスンを週2でやってて教えたりしてるよ。ライブがあるとレッスンは休むけどね。
ダンススタジオとかそういうところでやってるかな。どっちかって言うと俺はライブでやっていきたいから、どうしてもレッスンよりライブを取っちゃう。

ライブの3割4割くらいはバンドで、他にも全然やってて、全然違う編成でやったり、その日限りの時もあったり。来年あたり自分のソロの活動もやろうと思ってて。今までは色んな人とコラボしてたんだけど、こんなのやったらおもろいなっていう自分のやりたい事が最近見えてきてて。

ライブは疲れないからね。疲れてる時にやると逆に元気がでたりするしね。


----『Conguero Tres Hoofers ツアードキュメンタリーDVDについて教えてください。』

一応今回のDVDは全部ライブ音源なんだけど。向こうで演奏してきたやつを映像にミックスしてるよ。映像はマネージャーが撮ってて。見るだけじゃなくて聴いて楽しめるように一応作ってるんだけど。インタビューみたいなものも入ってたりしてて内容的にも楽しめると思うよ。
このツアーのおかげで新曲も3曲できたしバンドの演奏も全然変わったし、めちゃくちゃ良かったっぽい。来年も企ててるけど。前からずっと行きたいねって言ってて本当にちゃんと行こうってなったのが2ヶ月くらい前で。そこから知り合いとか当たって、ブッキングできる所はしてもらって、ストリートもやったし、色々な所で演奏してきたね。

----『海外にツアー行くのは初めてですか?どのような所でライブをやってきたんですか?』

今回は2ヶ月くらい行ってたのかな。
滞在中は友達の家とか知り合いの家を共同生活をずっとしてたかな。バンドで行ったのは初めてだね。一人ではインド行ったりオーストラリア行ったりとかNY行ったりしてて。ビジュアル系のアーティストのサポートやったときに世界ツアーしてたり、その時はアメリカとヨーロッパ、アジア色々回ってたけど、今回バンドで行くっていうのは初めてだったね。

レンタカーもベルリンで借りて最終的にパリで返したよ。今回、ライブハウスとかクラブとか色々な所でやったね。オランダのジャズフェスティバルのアフターパーティー会場で1曲やらせてくれってやらせてもらったりもして。パリをテーマにした曲も今回作成した。DVDには新曲3曲も入ってて、全部で10曲くらい収録してるよ。トータルで25回くらいの講演してきたよ。日本では最近では、台湾と沖縄と九州もやってきたんだけど。台湾は国立音楽大学から呼ばれて新和風音楽という紹介のされ方をして全てが刺激的というか成長があるね。

----『ヨーロッパツアーではライブはどれくらいの頻度で行いましたか?』

だいたい2日に一回くらいはやってたかな?
車で動いててフランスからイギリスに入ろうと思ったら入れなくてさ。入国管理局で駄目って言われちゃって。イギリスで決まってたラジオとかライブを全部キャンセルしちゃって、10日くらい予定が空いちゃったんだよね。最初ベルリンから入ってくるまでパリ行って南のニース、モナコ行って、その後パリ戻って、イギリス、オランダ、ドイツ、フランス行って帰る行程だったんだけど、車に楽器とか積んであったのが駄目だったみたいで、ずっと軟禁されてて6時間くらい出れなかったね。
それならオランダ行こうって事になって、オランダに10日間くらいいたんだよ。最初オランダはライブ決まってなかったから何日間か自分たちで営業して10件くらい当たって、2件引っ掛かってみたいな。だからそんなたくさんオランダではライブできなかったんだけど、いい経験は出来たよ。

----『場所と空間に音が凄く調和して、パフォーマンスを超えた音に対してのこだわりを凄く感じますが、ジャンルとかそういう意識はありますか?』

ジャンルがないっていうか。ギターとタップとパーカッションだから。シンプルな方が面白いかなって。
ギターの渥美君が曲は作るんだけど、基本即興でみんなやってるだよね。
曲の構成とか一応あるんだけどやってくうちに変わっていく事があるし。曲をやる感じなんだけど日々曲が変わってくるっていうか。場所とか色々な気分によりなんだけど、やってくうちにこれはこうやったほうがいいなあっていう感じでそこは毎回同じようにやったりもするけどね。

----『バンドでもレコーディングよりライブが多いんですか?』

スタジオはまったく入らないね。ほぼライブ。ライブやりながら今日やってみようよって新曲みたいな感じで。一回滑ったりなんかして。ムジーみたいな。できるだけタップを、そのダンス的な所だけじゃなくて音楽的な所からミュージシャンとしてどれだけやれるかってことを大事にしてて、音を凄い気にしてる部分はあって。すげー今はやってて楽しいね。
今まで色んなジャンルもやってきたんだけど、このバンドはライブやってて全く飽きないっていうか、最近本当ずっとこのバンドが1番の頻度で動いてる。2、3年前にはバイオリンとウッドベースとタップとパーカッションでHIROKIっていうバンド組んだりしてて。今はもう動いてないんだけど、ディジュリジュとヒューマンビートボックス、タップとかで組んだりもしてたんだけど。ちょこちょこ新しく組んだりもしてるんだけどね。

----『一緒にやってる人たちが本格派ミュージシャンだから、影響を受けることが多いんじゃないですか?』

だいぶもらうね。完全にミュージシャンとやる事が多いから。飛び道具として見られたくないっていうか。ちょっとそういうのは寂しくなるからね。もっと飛び込んでやっていきたいなっていうのが最近形になってきてるかなとは思ってるよ。気付けばそういうものが出来上がってきてるからね。
やっぱり旅の中でも成長したし、どんどん変わってていってるよね。こんときの音と今も全然変わってるし、そういうのがおもしろいかな?

----『Conguero Tres Hoofersを組んだ経緯を教えてください。』

Conguero Tres Hoofersのメンバーと出会ったのは東京なんだけど、初めは電話が来たんだよね。もともとギターとは繋がりがあったんだけど。呼ばれて初めてパーカッションの人に会って。もともと渥美君のソロプロジェクトで、元々メンバーも違ったんだけど、今はこのメンバーになってバンドを組んでるよ。

----『最後にタップをやっていく中で、コンセプトがあれば教えてください。』

音楽のコンセプトは、新しい日本の音楽を提唱したいってことはちょっとあるかもしれないね。編成も新しいし、また違ったオリジナルの形で外に出したいって思ってる。

ジャンルを超えるっていうか。ジャンルはあるんだけどね。空間的な音楽、耳を澄ませて聴いてみてほしいっていう感じかな。

三人のバランスが凄く良くて。音をとりあえずでかく出せばいいって所が自分の中で昔まであったんだけど、最近は逆に頑張らなかったりとか、音を極力出さないようにしたりとか、そういう方向に興味がでてきてて。

自分的にタップって音としてほとんど必要ないんじゃないかって思った時期があって。言ってみたら向上心だし、言ってみたら超ネガティブだと捉えられるんだけど。

今は毎日やってて楽しいから。ライブやってる時がやっぱり1番楽しいね。

  • SARO
  • 1982年生まれ。音とリズムの間を旅するトリップタップダンサー『SARO』。今年で19周年目を迎える。 本能的かつ音楽的とも言えるダンススタイルは彼ならではのもので、今や若手タップ界においても重要人物の一人。タップダンサーとしての基本を踏まえつつ、WILD MARMALADE、STEVE ETO、堂本剛、DJ L?K?O,kenken(RIZE)、クリヤマコト、Kankawa,雅~miyavi~,Keyco,BBBB,どんと院バンド、早乙女太一,太華、映画『座頭市』,等音楽に限らずファッション雑誌、多種多様なコラボレーション行いクロスオーバーに活躍する。

TEXT: VAVA / PHOTO:VAVA

UPDATE 2013.11.23 03:02

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