望月玲児郎

2013-11-23

  • 2013-11-23 :
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Artist Interview

望月玲児郎モチズキ レイジロウ

MOCHIZUKI REIJIRO a.k.a REI(HATOS,NORMALIZATION)。1表現方法は違いながらも各々のフィールドでクリエイションのスキルを磨き、中目黒にhatos inc.を設立。デザイン、写真、ペイントを軸に活動する国内屈指のインディペンデントアーティストの一人です。

----PROFILEを教えて頂けますか?

1977年、東京の田舎で生まれて兄貴の影響でスケボーに出会って適度に不良になって、ファッションにも目覚めちゃったりして、似合わないのに、フレッチャーの上下セットアップのジャージ着て調子にのってた。高校はすぐにやめて、家出して、住み込みで働きまくって、スノーボードとダサイウエアーをセットアップで買ってまた調子にのって、当時スノーボードが一番盛んとされる雪山に働きに行ってました。当時はスキー場ではスノーボード禁止だったりして、OKな雪山はすくなかった。それで、環境のいい場所を求めて、春先はカナダ、ウィスラーで滑ったりして夏は海の家や農業の仕事を住み込みでやっては、お金を貯めてまたカナダ行ったりして。

その頃、スケート、スノーボードのカルチャーにやられまくって、特にスノーボードの世セカイにのめり込んでた時期。
旅しながらスノーボードしてスケートして。何も考えてないで生きてました。スノーボードにはまったのは多分、暮らし全体がもろ旅になっちゃうところで、その旅先でいろんな人種の人達と親密になるわけだから、そこがすごい社会勉強にもなった。今の自分の作品や暮らし方、考え方に影響しているんだと思う。現場が学校って最高。

基本、10代はまじめに働きまくって、硬派にお金かせぎまくって、また自分の好きな事にお金を突っ込んで。若手の季節労働者って感じで。日々最高に楽しくて、車とか買って調子にのってましたね~その頃はホント学校行かなくてよかった~って思ってました。

20代の前半もそんな感じでいろんな事していろんなところでいろんな仲間と出会っていろいろ。で、絵を描くのが得意だったから、お世話になった人や仲間に絵を描いてプレゼントしたりして、すごい!とか言われてまた調子にのってたような。。。でも、散々無茶して遊んだ結果、体が資本の季節労働もいやになってというか、体をいためて、肉体労働ができなくなった時期があった。その時はいじけてたころかも。

20代の中盤は、これじゃぁ、やばいな~ってなって、その頃はたしか仙台か新潟かわすれちゃったけど、どっかに住んでて、絵で食ってくなら東京だ~って勝手にもりあがって、電池のパーツをつくる工場で働きまくって月に45万とか稼いで東京にもどり部屋を借りた。日本すごいところって、仕事選ばなければ、中卒でもそれぐらい稼げるから。海外に行けちゃうなんて、先進国の一部の人間の特権。それもすごい話だけどね。

ちょうどその時、初めて雪山で住み込みで働いていた時に出会った年上の怖い人達がいて、でも仲良くなったらめちゃくちゃいい人達で、その人達も東京に居たから訪ねて行っては遊んでもらったりしてて、しかも、パソコンでデザインの仕事してたりしてて、かっこいい~ってなって、おれも!ってなってパソコンの学校バンタンに行こうとしたら、中卒じゃダメで
学校って。。。ってなった。社会はそんなに甘くない。でも結果いかなくてよかったんだけど。どっちでもよかったってこと。

東京ではスノーボードとは違って、街遊び。パーティやるようになったり、なんだかんだやって、絵で食ってくためにいろんな事してた。その頃は芸術のあり方というより、絵を武器に東京をサバイブすることに夢中になってた。アピールしまくりですよ。業界チックなレセプションパーティーとか行って。今思うと恥ずかしいけど。若い頃ってみんなそうでしょう。
でもなんか、金、コネ、ボンボン。やっぱちがうわ!ってなる。なんでもやってみないと気がすまないたちだから、これも経験としてはまあ、よかったという事でおしまい。

そんで、好きな事をとことんやろうってことになって、東京で仲間も増えて帰れるホームができたから、
また旅だってなってSURVIVALDRIVEをやる。考え方としてはシンプルで要は、自分の磨いてきたスキルを武器に社会をいわす。精神はヒップホップパンク!?適当な事言っちゃうけど。

スポンサーは付けなくてもよかったんだけど、自分に責任を課せるのは大事なことだし、社会をいわすためであるならば心強い場面もある。世間様がネームバリューに弱いなら、それを逆手にとって、真実を突きつける事だってできる。
それを学んだ時期。今はさらにスキル、体制を強化する時期。仲間をどんどん見つけて意識を高める。そんな感じが大事な気がする。

なんせ、子供の頃から絵が得意だったから、マーカーやボールペン、定規、インクを使っていい紙とか買って絵を描きまくっていた。アナログな技術や作業方法で、作業をやっていたからスケッチ、写術、手法を考えるのが楽しかった。
独学で結局D.I.Y.な実践で学んできている。そんなところでどうでしょうか?

今のところは今後も東京をベースに暮らしや有様をスケッチで記録していこうと思っています。

----絵は何時頃から描かれていたんですか?また、信念やコンセプトなどあれば教えてください。

幼少の頃から写し絵、書道に熱中してました。
今も昔も、基本、何も考えてないんだけど、直感や感覚で自分がいいなぁって思うカタチで表現してます。

----現在、その流れを経て画家として精力的に活動しておりますが、スノーボード、スケートボードなど横乗りカルチャーなど沢山経験して来たように感じます。画家になるまでの経緯を教えて頂けますか? また、HATOS結成の事も併せて出来きたらお願い致します。

HATOSのみんなはさっき話した、悪そうな年上のお兄さんたちと遊び仲間でつくった感じ。タイプの違う3人で試行錯誤しながらやっています。大切なファミリーです。

----写真家のSOICHIROW FUKUDA aka HOOKYとSURVIVAL DRIVEで日本をほぼ全国旅し、日本を見て来て感じた事、また発見した事などあれば教えて下さい。

日本最高!海と山しかない。島なんだな〜。自然は神聖。

----3.11以降、世の中が凄く変わり、現在もまだまだ東北では復旧作業が続いてます。福島にも良く足を運び、行ってらっしゃいますが、現在掲げてるTHINK OUSIDE THE SYSTEMはそういった流れから生まれたものですか? 

そうです。ものすごいバランスで成り立っている世界である事を再確認したんだと思います。体制の外でものを考えるという意味なんだけど、洗脳されるな。独自につくれ。そういった気持ちをスローガンにして文字で描いておく事で、自分自身にとっても心の支えになるし。行動をする際、わかりやすいメッセージがあれば何者なのかが見た目にもはっきりする。それは発信したいときに大切な事。現存のメディアは腐ってしまったので、新しい可能性をみせる事にもつながります。

生きる事の本質に一人一人が気づいて本来のカタチを取り戻す時代。何と戦うか?といえば自分自身の無関心さ。今の大人って結構な割合で腐っているように感じる。いつの時代もそうなのかもしれない。そして、そのボロがでてきて、どうにもならないから嘘ついて、ごまかしながら消えていこうとしている。好きな事をやるってことを頭で理解しようとしてて、実はそれじゃあ、好きな事やるっていう事の本当の姿は見えてこないように思います。そんなんじゃやだなぁと思うから、できる範囲で行動で示す。それは芸術家の本業でもあるはず。岡本太郎が良い例ですよね。

----常に自然の一部かの様な活動をしていらっしゃいますが、一番訴えたい事、今後、世の中に打ち出していきたい事などあれば聞かせてくれますか? 

人それぞれ。前向きに真剣であれ!全然質問と関係ないけど、16歳の男子っていったら、もうあれですよ、健康であればどんどん肉体労働した方がいい。頭でっかちな人間になりたくないでしょ。家をでて社会にでて働いて、自分で稼いで。暮らす。話をできるのはそれから。家にこもって、好きな事やってるなんて簡単すぎる。外に出て、働いて、遊んで、自分の話が通じる人に出会い自分自身を解放しなくちゃならない。NETでもいいかもしれないけど、どうせ生きてくのなら若いうちは特にその両方を感じた方がいい気がする。

----今後の予定などあれば宜しくお願いします。

ここで。
http://www.hatos.org/


----最後にアーティストとして今後の未来のアーティストや子供達に伝えたい事は絵で表現していくと思いますが、言葉で伝えたい事があれば宜しくお願いします。

行動あるのみ。焦らないで!真剣に!どうでしょう?

----今後も精力的な活動を期待してます。ありがとうございました! 

  • MOCHIZUKI REIJIRO a.k.a REI
  • 画家でありグラフィックアーティストREI 。中目黒発のHATOSに所属する国内屈指のインディペンデントアーティストの一人です。リエイティヴ集団hatosの一員として様々なイベントにライヴ・ペインターとして参加。08年、旅の作品をまとめたアートブック『Survival Drive』をリリース。現在、東京をベースに活動。あるがままの世界を描き、表現する事を追求。プロダクト制作も精力的に行い、これまでに THE NORTH FACE, BURTON, gravis, ZIMA, SAG LIFE, FTC 他。広告、グラフィック提供とし、adidas, HONDA, TOSHIBA 。掲載雑誌、BRUTUS,DAZED,+81,Warp,WOOFIN,SPECTATOR, URBANVOICE, FRANK151,LODOWN他、多岐にわたる。

TEXT: KON / PHOTO:

UPDATE 2013.11.23 03:02

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